こんにちは、2011年度最後の「さるくびとシネマ」のご案内です。
今回のテーマはセクシュアリティの40年。
キーワードは、1970年・沖縄・セクシュアルマイノリティ・性労働・ウーマンリブ
◆◆◆3月さるくびとシネマ2012◆◆◆
A=3月 9日(金)・10日(土)
B=3月 16日(金)・17日(土)
★3月16日は6本全部上映します★
◇◇◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
らんまんの光に誘われ野に出でし となりは桃を観るひとぞ。
こちとら ドキュメンタリーざんまいにまんざい≠ばんざい@ひがしやま「いきセン劇場」
さるくびとの、映画な日々。
◇◇布川徹郎監督追悼上映「沖縄エロス外伝~モトシンカカランヌー」(1971)◇◇
※※これはオリジナル16ミリ版とDVカム版の最長部分を併せた不完全版87分を
DVDで上映する貴重な作品です。
2月に逝去された布川徹郎監督も参加の日本ドキュメンタリスト・ユニオンが、
本土「復帰」を控えた1970年頃、沖縄コザで取材し出会ったひとびと。
モトシンカカランヌー(元手のかからない生業のひとびと)と呼ばれる
赤線地帯で働くセックスワーカーなどもそこに生きていました。
2011年2月「グローバリゼーションとひとの移動映画祭」以来、社会の変化と人権、
とりわけセクシュアリティと移住労働について考えてきた「さるくびとシネマ」として、
急きょ上映を決めました。どうぞ、みなさま、お越し下さいませ。
◆◆今月のお品書き◆◆( )内の数字は上映日
●「アリランのうた~オキナワからの証言」(9・10・16・17) 朴壽南、1991
●「Dear Tari」(10・16・17) 山上千恵子、2000
●「30年のシスターフッド~70年代ウーマンリブの女たち」(10・16)山上千恵子/瀬山紀子2004
●「ココデナイドコカ」(10・16・17) 中川あゆみ、2011
●「沖縄エロス外伝~モトシンカカランヌー」(9・10・16・17)日本ドキュメンタリスト・ユニオン、1971
●「しみじみと歩いてる」(16・17)島田暁、2010
◆◆番組表◆◆
◆3月9日金(1日め)
◎受付17:15~
①アリランのうた-オキナワからの証言 17:30-19:10
②沖縄エロス外伝-モトシンカカランヌー 19:20-20:47
◆3月10日土(2日め)
◎受付10:15~
①沖縄エロス外伝-モトシンカカランヌー 10:30-11:57
シェア40分 ×
②Dear Tari 13:00-13:42
③30年のシスターフッド-70年代ウーマンリブの女たち 14:00-14:57
シェア70分
④ココデナイドコカ 16:15-17:20
シェア40分
⑤アリランのうた-オキナワからの証言 18:00-19:40
シェア70分
◆3月16日金(3日め)
◆◆時間変更=3月16日(金)ココデナイドコカを追加→16:50-17:55
したがって沖縄エロス外伝は 18:10-19:37とさせて頂きます。
◎受付11:15~
①しみじみと歩いてる 11:30-12:38
②30年のシスターフッド 12:50-13:47
③Dear Tari 14:00-14:42
④アリランのうた 15:00-16:40
⑤ココデナイドコカ 16:50-17:55
⑥沖縄エロス外伝 18:10-19:37
シェア70分
※この日は、6作品全部を上映します。
◆3月17日土(4日め)
◎受付10:15~
①Dear Tari 10:30-11:12
②アリランのうた-オキナワ~の証言 11:30-13:10
シェア70分(レク・菊地夏野さん)
③ココデナイドコカ 14:30-15:35
④沖縄エロス外伝-モトシンカカランヌー 15:45-17:12
シェア40分
⑤しみじみと歩いてる 18:00-19:30
シェア70分 (島田暁監督・黒田綾さん )
◆◆参加費(鑑賞料)◆◆
申し込んだ作品は一日で観なくても、毎日少しずつ時間を作ってお越し下さることもできます。
一括複数割引がお得です。
事前予約● 1本1,000円 2本1,800円 3本2,400円 4本2,800円 5本以上3,000円
当日 ● 1本1,200円 2本2,200円 3本3,000円 4本3,600円 5本4,000円 6本4,200円
◆◆事前申込先◆◆
【前期日程・9日・10日】http://cotocoto.jp/event/65208
【後期日程・16日・17日】http://cotocoto.jp/event/65209
【facebook】http://facebook.com/cinema.sarukubito
【Mail】amenicnicnic★softbank.ne.jp ※★を半角アットマークになおして送信して下さい。
【電話】080-4235-3351(事務局) ※基本的に電話は出られないので必ずお名前と日程を留守録に残して下さい
http://amenic2011.cocolog-nifty.com/blog/
さるくびとシネマ公式ブログ
◆◆上映作品内容◆◆
●地方に住む同性愛者の思いやパレードに対する思い。そして性自認が揺らいだり、越境する際の障害の複雑な心をじっくりと見つめていく。
歳をとってから女性として生きることを決めた男性の迷いや性が揺らぐことの不安定さを、ゲイ青年である監督が当事者の観点で伝える。
「性」とは何か?一生懸命、いまを生きる性的マイノリティたちの人生の複雑さが、見るものに深く問いかける。
第2回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル奨励賞受賞[2011年2月]
●『Dear Tari』(42分 監督:山上千恵子,2000)
パフォーマンスアーティストのイトー・ターリの表現の世界。女としてレズビアンとして二重の差別に直面しながら「らしさ」や「異性愛」の強制という慣習の壁を破っていく生き方は、
ターリのパフォーマンスが伝えるメッセージそのものである。
●『ココデナイドコカ』(64分 監督:中川あゆみ,2010)
ここでない職場、ここでない住処・・・。「ここでないどこか」を探してさまよう、リョウ27歳。ごく普通のゲイの男の子の悩みと恋を描いたドキュメンタリー。
同棲していた恋人との別れ、ファッションデザイナーを夢見ての卒業制作と就職、母との確執、新しい恋人との出会いと別れ、ゲイパレードやクラブイベントなど、
日常の出来事の中で揺れる主人公を1年に渡って追った。今の日本社会の中で、セクシュアル・マイノリティの若者が、どんな葛藤を抱えて生きているのか考えるきっかけになる作品。
●『30年のシスターフッド-70年代ウーマンリブの女たち-』(57分 監督:山上千恵子/瀬山紀子,2004) 第3回ソウル女性映画祭・コンペティション部門観客賞受賞(2001)
「女たちの歴史プロジェクト」第一回作品。1970年、田中美津が「便所からの解放」ビラを撒いた。その年の10・21国際反戦デーで初めて女性だけのデモが行われてウーマンリブがメディアに登場。
1971年8月の長野でのリブ合宿には全国から300人の女性たちが参加。72年のリブ大会には1,900人を超す女男が東京に集まった…。そして、1977年リブ新宿センターは解散し、国際女性学会、日本女性学研究会が発足。リブに代わって「フェミニズム」「女性学」という言葉の登場…。
●『アリランのうたーオキナワからの証言』(100分 監督:朴壽南,1991) ★★原版16ミリ・DVD上映
日本が侵略戦争期にアジア太平洋地域の戦場に送りこんだ「慰安婦」は20数万人ともいわれる。この映画は、本土上陸を遅らせるために「捨て石」とされた沖縄で、
将兵相手の「慰安婦」として日夜蹂躙されたことを最初に明らかにしたペ・ポンギさん(当時沖縄在住)をはじめ、戦争で死んでいったひとたちへの鎮魂ののために製作された作品。
●『沖縄エロス外伝 モトシンカカランヌー』(87分 製作:日本ドキュメンタリスト・ユニオン-N.D.U 1971 ) ★★不完全版、原版16ミリ・DVD上映
モトシンカカランヌーとは、元手の要らない生業のことで、この場合、ヤクザ、泥棒、娼婦…ということらしい。当時のコザ(現・沖縄市)の歓楽街・吉原地区でのセックスワーカーへのインタビュー。それだけじゃない、当時の沖縄をめぐる政治・社会など世相をしっかりとらえた社会派ドキュメンタリー。
この映画、71年当時の『キネマ旬報』の年間ベストでは25位。並み居る劇映画をさしおいて、ドキュメンタリーとしては画期的なこと?
沖縄のセックスワーカーに対する視線など、当時の「性の解放」ブームを考慮しても、なにやらオール男視点という気もして、女が観たら憤りたくなるかもしれないが、まあ、だからこそみてやろうと。
2月に亡くなった布川徹郎監督を追悼して上映します。
--
グローバリゼーションとひとの移動映画祭
さるくびとシネマ事務局