上映作品

2013年5月 8日 (水)

突然ですが、5月18・19日(土日)に上映会やります!

第12回 さるくびとシネマ /5月18・19日上映会
“新歓だよ、オリエンテーションだよ”
ーーーあなたの、「あたりまえ」をちょっと疑ってみる。

はじめてお越しくださったあなた、
二歳児になった「さるくびとシネマ」にようこそ♪
いつも来てくださるあなた、「さるくびと」の進化を気長に期待してくれて、ありがとう!
2013年、三年目を迎えた「さるくびと」は、赤ちゃんを卒業できたでしょうか。
今後も、スリリングな作品を集め、ときにはやんちゃもし、だけどなによりもしぶとく、ますます観やすい上映環境作りにチャンレンジします。

今回は、若葉萌える新緑の季節にふさわしく、フレッシュな監督たちが作った作品を集めました。
ドキュメンタリー『にがい涙の大地から』も、最近、妊婦としてセルフドキュメンタリーを撮った海南友子さんの二作目。 2003年、ちょうど10年前に中国で撮影され、9年前に仕上がった作品です。

どうぞ、一味ちがう新緑さるくびとシネマ、味わってみてください。

上映作品:
◆にがい涙の大地から(88分)2004年 海南友子  http://www.kanatomoko.jp/
◆僕らの未来(75分)2011年 飯塚花笑 (トークと会場交流あり)
◆あん、あん、あん(43分)2012年、イノウエカナ (トークと会場交流あり)
◆纏足(48分)2004年、ユーチン・ヤン

上映日時:2013年 5月 18日 ~ 19日
場所:京都市東山いきいき市民活動センター2F集会室
(605-0018 京都府京都市東山区花見小路通古門上る巽町450) (地図)

【イベント名】 第12回 さるくびとシネマ

【上映日時】 5/18(土)①にがい涙の大地から 10:30~12:00
②僕らの未来     12:45~14:00
            ○飯塚監督と会場トーク14:10~15:20
             ③ あん、あん、あん  15:30~16:15
            ○会場のトーク 16:20~16:50
            ④纏足        17:00~17:50
            ○会場トーク     18:00~18:45
 
             ⑤ にがい涙の大地から19:00~20:30
○アフター交流 (会場を移す)
 
 5/19(日)      ①にがい涙の大地から10:30~ 12:00
            ②あん、あん、あん 12:30~13:15
           ③僕らの未来    13:20~14:35
○イノウエ監督、飯塚監督と会場交流トーク14:40~15:50

            ④纏足       16:00~16:45            

料金:一本1000円、二本1800円、三本2400円、四本2800円
   学割)一本700円、二本1200円、三本1500円、四本1600円(学生証提示のこと)

2013年1月 9日 (水)

【Jpeg版】2013年1月19・26日上映会のフライヤーはここにあります。

20131

左が表面、右が裏面になります。


2012年9月13日 (木)

◆『Red Maria』のハングルサイト日本語訳

http://cinemadal.tistory.com/1605

http://cinemadal.tistory.com/1636

レッドマリア Red Maria

Saruku20129redmariahouse_2

 

監督 キョンスン/2011年/HD/ドキュメンタリー/98分/カラー/16:95.1ステレオ

Kyung Soon | 2011 | HD | 98min | Documentary | color | 16:9 | Dolby 5.1

Language : Korean, English, Japanese etc. / Subtitle : Korean, English

配給:シネマダル

 

あらすじ

韓国、日本、フィリピンにはさまざまな職業と歴史をもった多くの女性が暮らしている。この映画は、かのじょたちのなかでも家事労働者、セックスワーカー、非正規労働者、移住労働者、「慰安婦」などと呼ばれてきた女性たちに焦点を当てている。カメラはかのじょたちの日常を追う。かのじょたちは互いに一度も会ったことはなく、その日常の姿はそれぞれ違って見える。しかしかのじょたちの生には、一つの共通点があり、それによって国境を越えてつながっている。かのじょたちの体と労働がその共通点である。一体なぜ、それぞれ違った労働が、こうまでも似たようなかたちで「からだ」につながっているのだろうか? この問いに対する答えを探っていくと、私たちはまた別の問いにぶつかる。社会の中で再生産されている一つのイデオロギーとしての「労働の意味」である。

 

制作にあたって(監督の言葉)

この映画は女性の身体と労働に関する物語である。グローバル資本主義のなかで、多くの女性が社会の周辺部に追いやられており、そこでかのじょたちは家事労働者、セックスワーカー、非正規労働者、移住労働者などと呼ばれている。その時、身体は特別な意味をもつ。女性の身体は労働の手段あるいは商品そのものになる。しかし時にその身体は汚されていると見做され、そうすることで道徳的判断の対象となる。「レッドマリア」は最底辺でグローバル資本主義を支えているこの女性たちの身体の記録であり、ゆえに女性と労働の観点から「一生懸命働く」ことの社会的意味を問いかけている。

 

監督・キョンスン

1999年フィルム制作会社‘レッドスノーマン’設立。

『ダンディライアン』(99)、『パトリオットゲーム』(01)などマイノリティの視点を大切にした作品は高い評価を受けている。3年の年月をかけて制作された『ショッキングファミリー』(06)では、韓国社会の中で揺れ動く家族の在り方と、自立を求めて新しい価値観に挑戦する女たちの生き方を、自分の家族を素材に作品化した。

直近の作品として、済州島で海軍基地建設をめぐって揺れ動くカンジョン村を記録したオムニバス・ドキュメンタリー『Jam Docuカンジョン』(11)がある。

(日本語訳・監督プロフィール編集:Kim Wooja)

 

2012年9月 4日 (火)

◆9月上映会--PDF版チラシをアップしました(縮小版)

印刷可能なPDF版のチラシを表面・裏面別々のファイルでアップします。

縮小しておりますので、多少画像が見にくいかもしれませんが、ご容赦下さい。
2MBほどになる印刷用PDFを使って頂ける方はお知らせください。個別にメールでお送りします。

「11.pdf」をダウンロード

「121.pdf」をダウンロード

※イメージ図(PDF版下はモノクロになっています)

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2012年9月 2日 (日)

◆9月上映会のフライヤー(Jpeg版)をアップします。

❤チラシの版下が完成しました。

A5判両面刷りをひとつにまとめたものをアップします。

さるくびとのチラシはA5判で両面に刷っています。
基本的に裏にタイムテーブルと料金を示しています。

紙に印刷するときは一色刷りになる予定。

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2012年8月23日 (木)

◆9月上映会の上映作品と時間割です。

----上映作品----

1)レッド・マリア
【韓国】2011 キョンスン監督 98分 
   ★現在、日本語字幕作成中、日本初公開
「カンジョン」の監督のひとりが、韓国をはじめとするアジアの移住労働をはじめとした女性労働を考える。実は、さるくびと、5月のセックスワーカー支援団体による国際ワークショップで、韓国の団体の方からこの映画のことを教えられ、以来、ぜひ上映したいと思ってきた。しかし、日本語字幕作成がなかなか進まず、やきもきしているとこ(笑)。たぶん、上映までには完成する!(予定)
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2)女と孤児と虎
【デンマーク/アメリカ】2010 ジェーン・ジン・カイスン監督 74分
三歳で国際養子となった、韓国系デンマーク人の監督の韓国への思い、ルーツをたどることでみえてきた過去100年の、女たちの歴史。2011年5月、さるくびとの上映会は、この作品によってスタートしました。昨年度、何度か上映をし、これまでに100人以上の皆さんに観て頂いています。久しぶりの上映。

              

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3)カタロゥガン!
【フィリピン・日本】2011 竹見智恵子監督、中井信介撮影 84分
太平洋戦争のころ、日本軍の侵攻にともない、フィリピンの女性たちは日本軍兵士による性暴力にさらされた――当時の日本軍兵士の「証言」も。いまはロラとなった女性たちは、残り少ない人生のなかで生々しい記憶を語り、正義のための名誉回復(カタロゥガン)を求めて立ち上がる。

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4)三池~終わりのない炭鉱(やま)の物語
【日本】2005 熊谷博子監督 103分 
   ★京都自主上映では初公開 予告篇 http://cine.co.jp/miike/preview.html
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----日  程----
9月22日・23日・24日
期間中毎日以下が上映開始時間です。 
10:30/13:00/15:00/18:30(この回、日曜なし)

9月
◆22日(土)
①~③までは一階第4会議室で、④は二階集会室

①「レッド・マリア」10:30-12:10 
②「女と孤児と虎」13:00-14:15  
③「カタロゥガン」15:00-16:25 

(部屋交換)
④「三池」18:30-20:10

◆23日(日)二階集会室
④「三池」10:30-12:15
①「レッド・マリア」13:00-14:40 
③「カタロゥガン」15:00-16:25  

◆24日(月)二階集会室
③「カタロゥガン」10:30-11:55  
②「女と孤児と虎」13:00-14:15  
①「レッド・マリア」15:00-16:40 
④「三池」18:30-20:10

ーーー料金ーーー

●●一般●●
●1回 
1200円(FB、ツイッター、メールでの申込に限り1000円)
●2回
2200円(同1800円)
●3回
3000円(同2400円)
●4回
3600円(同2800円)

●●学生割引●●
●1回
700円
●2回
1200円
●3回
1500円
●4回
1600円

予約は

facebook:http://

mail:

twitter:

でお願い致します。

2012年8月20日 (月)

◆9月上映会(22日・23日・24日)、ドキュメンタリー四作品上映します。

広報宣伝がかなり遅れています。
キャーー♡、もう、あと一カ月です!

今回は、

◆『レッド・マリア』(キョンスン監督2011)

◆『三池-終わらない炭鉱(やま)の物語』(熊谷博子監督2005)
を中心に、

昨年2011年に上映して好評を博した
◆『カタロゥガン』(竹見智恵子監督・中井信介撮影2011)…フィリピンロラたちの戦中戦後。
◆『女と孤児と虎』(ジェーン・ジン・カイスン監督2010)…韓国の海外養子と女性労働。
を再映したいと思います。

それに、キャッ♡♡ 偶然ですが、どれも女性監督のドキュメンタリー作品になりました。

日程は、
9月
22日(土・祝日、夜)
23日(日)
24日(月・平日)

会場は、いつもの
京都市東山いきいき市民活動センター 二階集会室

期間中、各二回~三回上映の予定です。詳しいプログラムは、少しだけ待って下さいね。

2012年3月13日 (火)

3月さるくびとシネマ後期日程(16金・17土) Coming soon!

1

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(チラシDTP・chieさん)

画像:「沖縄エロス外伝」 ©N.D.U1971

    「アリランのうた」 ©朴壽南1991

   「ココデナイドコカ」 ©中川あゆみ2010

■■■…今月のお品書き…■■■   ( )内の数字は上映日

●「アリランのうた~オキナワからの証言」(16・17) 朴壽南、1991
●「Dear Tari」(16・17)               山上千恵子、2000
●「30年のシスターフッド~70年代ウーマンリブの女たち」(16)山上千恵子/瀬山紀子2004
●「ココデナイドコカ」(16・17) 中川あゆみ、2011          
●「沖縄エロス外伝~モトシンカカランヌー」(16・17)日本ドキュメンタリスト・ユニオン、1971
●「しみじみと歩いてる」(16・17)島田暁、2010

■■■…番組表…■■■

◆◆時間変更=3月16日(金)ココデナイドコカを追加→16:50-17:55 
     したがって沖縄エロス外伝は 18:10-19:37とさせて頂きます。

◆3月16日金(3日め)

◎受付11:15~
①しみじみと歩いてる         11:30-12:38
②30年のシスターフッド       12:50-13:47 
③Dear Tari                   14:00-14:42
④アリランのうた           15:00-16:40
⑤ココデナイドコカ            16:50-17:55  
⑥沖縄エロス外伝          18:10-19:37+シェア70分

          ※この日は、6作品全部を上映します。            

◆3月17日土(4日め)

◎受付10:15~
①Dear Tari                 10:30-11:12
②アリランのうた-オキナワ~の証言  11:30-13:10
 +シェア70分(レク・菊地夏野さん) 
③ココデナイドコカ                   14:30-15:35
④沖縄エロス外伝-モトシンカカランヌー 15:45-17:12
 +シェア40分
⑤しみじみと歩いてる                    18:10-19:20
       +シェア70分 (島田暁監督・黒田綾さん )

◆◆上映作品内容◆◆
●しみじみと歩いてる(67分 監督:島田暁,2010)

第2回 高円寺ドキュメンタリーフェスティバル奨励賞受賞[2011年2月]

地方に住む同性愛者の思いやパレードに対する思い。そして性自認が揺らいだり、越境する際の障害の複雑な心をじっくりと見つめていく。
歳をとってから女性として生きることを決めた男性の迷いや性が揺らぐことの不安定さを、ゲイ青年である監督が当事者の観点で伝える。
 「性」とは何か?一生懸命、いまを生きる性的マイノリティたちの人生の複雑さが、見るものに深く問いかける。

●『Dear Tari』(42分 監督:山上千恵子,2000)

第3回ソウル女性映画祭・コンペティション部門観客賞受賞(2001) 
パフォーマンスアーティストのイトー・ターリの表現の世界。女としてレズビアンとして二重の差別に直面しながら「らしさ」や「異性愛」の強制という慣習の壁を破っていく生き方は、
ターリのパフォーマンスが伝えるメッセージそのものである。

●『ココデナイドコカ』(64分 監督:中川あゆみ,2010)
ここでない職場、ここでない住処・・・。「ここでないどこか」を探してさまよう、リョウ27歳。ごく普通のゲイの男の子の悩みと恋を描いたドキュメンタリー。
同棲していた恋人との別れ、ファッションデザイナーを夢見ての卒業制作と就職、母との確執、新しい恋人との出会いと別れ、ゲイパレードやクラブイベントなど、
日常の出来事の中で揺れる主人公を1年に渡って追った。今の日本社会の中で、セクシュアル・マイノリティの若者が、どんな葛藤を抱えて生きているのか考えるきっかけになる作品。

●『30年のシスターフッド-70年代ウーマンリブの女たち-』(57分 監督:山上千恵子/瀬山紀子,2004)   
「女たちの歴史プロジェクト」第一回作品。1970年、田中美津が「便所からの解放」ビラを撒いた。その年の10・21国際反戦デーで初めて女性だけのデモが行われてウーマンリブがメディアに登場。
1971年8月の長野でのリブ合宿には全国から300人の女性たちが参加。72年のリブ大会には1,900人を超す女男が東京に集まった…。そして、1977年リブ新宿センターは解散し、国際女性学会、日本女性学研究会が発足。リブに代わって「フェミニズム」「女性学」という言葉の登場…。

●『アリランのうたーオキナワからの証言』(100分 監督:朴壽南,1991)  

★★原版16ミリ・DVD上映

日本が侵略戦争期にアジア太平洋地域の戦場に送りこんだ「慰安婦」は20数万人ともいわれる。
この映画は、本土上陸を遅らせるために「捨て石」とされた沖縄で、将兵相手の「慰安婦」として日夜蹂躙されたことを最初に明らかにしたペ・ポンギさん(当時沖縄在住)をはじめ、戦争で死んでいったひとたちへの鎮魂ののために製作された作品。

●『沖縄エロス外伝 モトシンカカランヌー』(87分 製作:日本ドキュメンタリスト・ユニオン-N.D.U  1971  )

★★不完全版(映像・音声の一部が欠けています)。原版16ミリ・DVD上映

モトシンカカランヌーとは、元手の要らない生業のことで、この場合、ヤクザ、泥棒、娼婦…ということらしい。
当時のコザ(現・沖縄市)の歓楽街・吉原地区でのセックスワーカーへのインタビュー。
それだけじゃない、当時の沖縄をめぐる政治・社会など世相をしっかりとらえた社会派ドキュメンタリー。
この映画、71年当時の『キネマ旬報』の年間ベストでは25位。
並み居る劇映画をさしおいて、ドキュメンタリーとしては画期的なこと?
なにやらオール男視点という気もして、女が観たら憤りたくなるかもしれないが、まあ、だからこそみてやろうと。いやはや、時代ですなあ…。

覆面製作者集団の一員であった布川徹郎監督(本年2月逝去)を追悼して上映します。

■■■…参加費(鑑賞料)…■■■◆ 
申し込んだ作品は一日で観なくても、
毎日少しずつ時間を作ってお越し下さることもできます。
一括複数割引がお得です。

事前予約●1本1,000円 2本1,800円 3本2,400円 4本2,800円 5本以上3,000円 
当日  ●1本1,200円 2本2,200円 3本3,000円 4本3,600円 5本4,000円 6本4,200円

事前申込先●
【京都cotocoto】 http://cotocoto.jp/event/65209
【facebook】 http://facebook.com/cinema.sarukubito
【Mail】amenicnicnic★softbank.ne.jp 

     ★を半角アットマークになおして送信して下さい。

----

【電話】080-4235-3351(事務局) ※基本的に電話は出られないので必ずお名前と日程を留守録に残して下さい

2012年3月10日 (土)

【3月さるくびとシネマ】ただいま上映中!〜本日3月10日の上映時間

◆3月10日土(2日め)
◎受付10:15〜
①沖縄エロス外伝−モトシンカカランヌー   10:30−11:57
シェア40分

②Dear Tari     
13:00-13:42

③30年のシスターフッド−70年代ウーマンリブの女たち 
14:00-14:57
シェア70分

④ココデナイドコカ  
16:15-17:20
シェア40分

⑤アリランのうた−オキナワからの証言
18:10-19:50
シェア70分

2012年2月18日 (土)

【3月さるくびとシネマ★3月9日・10日、16日・17日】上映スケジュールと上映作品のご紹介

Photo

●「沖縄エロス外伝-モトシンカカランヌー」より ©N.D.U.(日本ドキュメンタリストユニオン)1971 神戸映画資料館提供

◆上映スケジュール(修正版)はここから取りだせます。

「schedule-2012-3-02.pdf」をダウンロード

(作品のご紹介)

◆「しみじみと歩いてる」(68分 監督:島田暁,2010)

2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、 ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤や喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめた。

◆「アリランのうた-オキナワからの証言」(100分 監督:朴寿南,1991)★原版16ミリDVD上映★
 

「2月シネマ」で観た「沖縄のハルモニ」にも登場したペ・ポンギハルモニも登場する。沖縄戦で犠牲になった朝鮮人「慰安婦」・軍夫に関する証言を掘り起こし、フィルムに収めた作品。一九九一年夏といえば、金学順さんが日本軍元「慰安婦」として初めて名乗り出られた年です。被害女性が名乗り出られたことによって、この問題は日本中の注目を集めました。

Jpg 「アリランのうた-オキナワからの証言」©朴壽南1991

◆「沖縄エロス外伝-モトシンカカランヌー」(87分モノクロ 制作/ N.D.U), 1971)★DVD上映★
  
※本作品は16ミリフィルム作品を配給元によりDVDにしたものです。一部が欠ける作品となっています。

返還前の沖縄に密航し、娼婦ややくざ・日本からの労組や観光客を取材。1969年、Okinawaはいまだ日本でなく、日本 から密航したNDUはコザの黒人歓楽街へと深く潜行する。モトシンカカランヌー(元手の いらない商売をする者)と戯れ、ストリップ小屋からAサインバーへ…。本年2月に亡くなった布川徹郎監督の作品。

Photo

. 「沖縄エロス外伝-モトシンカカランヌー」の一場面©N.D.U 1971

◆「30年のシスターフッド-70年代ウーマンリブの女たち」(57分 監督:山上千恵子/瀬山紀子,2004╱音楽:MASA“山の動く日”、Ahn Hye Kyoung“We are sister good sister”、「女たちの歴史プロジェクト」作品)

30年あまり前 女であることの生きがたさを声にし 社会が求める枠組みを超えて自分の場所から妥協することなく 自分の生き方を探してきた女たち 

リブは今も一人一人のなかで確かに生きていました

◆「Dear Tari」(42分 監督:山上千恵子, 2000)

セクシュアリティーを問いつづけるパフォーマー イトー・ターリの記録。私たちは“当り前”とされていることを疑いもなく受け入れ、当り前からはずれたものを疎外し差別する。さらに“当り前”であることを強制しようとしてしまう。イトー・ターリは女として、レズビアンとして二重の差別に直面するポジションから私たちが“当り前”と思っている観念や価値観、社会の慣習のカベをはぎ取っていく。 

第3回ソウル女性映画祭・観客賞受賞(アジアンショートコンペティション)

◆「ココデハナイドコカ」(64分 監督:中川あゆみ,2010)

Kokodenaidokoka ©中川あゆみ2010「ココデナイドコカ」

ここでない職場、ここでない住処・・・。「ここでないどこか」を探してさまよう、リョウ27歳。
ごく普通のゲイの男の子の悩みと恋を描いたドキュメンタリー。同棲していた恋人との別れ、ファッションデザイナーを夢見ての卒業制作と就職、母との確執、新しい恋人との出会いと別れ、ゲイパレードやクラブイベントなど、日常の出来事の中で揺れる主人公を姉である監督が1年に渡って追った作品。

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