スタッフ日記

2011年7月22日 (金)

商店街の映画上映空間

「高槻セレクトシネマ閉館」の報を知ったのは21日の夕方、ツイッターでアルバイトスタッフがつぶやいた「緊急のお知らせ」だったのだけど、今朝(22日)のツイートでは「思わぬところで混乱が生じたらしく、一旦情報を引かせていただきます」とあります。

会員制をとっていたようだし、最初の「閉館」ツイートのリツイートは50人ほどでしかないけれど、関係者から問い合わせが殺到したのかもしれないですね。ま、憶測だけど。

車いすになってからここで映画を観たことはなかったけれど、映画の上映会をやるようになってから、映画館が毎日行く商店街にあることがすごく大事なことのような気がしています。

今年の5月以降「さるくびとシネマ」を開催している京都市東山いきいき市民活動センターのすぐ近くにも古川町商店街という生活感にあふれる商店街があります。食料を扱う商店主の方々は夜まで働いているのです。そんな商店街の方々が立ち寄れるような「シネマ」に出来たらいいなあと思っているので、「さるくびとシネマ」はひとつの作品を一日三回上映してみることにしたのです。ちょっとハードだけど、二種類の映画を三回ずつ、計六回。

市民の作る上映会は、どうしても主催側の都合で時間配分が決まってしまいます。施設や、上映素材を有料で借りて運営する以上、ある程度仕方がないことで、常に忸怩たる思いを引きずりながら、「お客さんに満足してもらえる場」を模索しているというのが現状です。

実は上映回数を増やしても回数に比例してお客さんが増えることはあまりなくて、だいたいトータルすれば一回やっても二回やっても変わらないことのほうが多いのですが、迷っていたひとが上映回数が増えることで来れるようになったり、少しでもお客さんの選択肢が増えたら嬉しいと思います。

もっとも、素材の上映権を持つ側との約束もあるので、常にそんな理想の上映が出来るわけではありません。

「さるくびとシネマ」では『女と孤児と虎』を5月、7月と上映してきて、8月にも上映するのですが、これも上映権付きDVDを購入しているから可能なこと。

一回の上映に10人ほどしかお客さんが入らなくても、根気強く上映をして(笑)観てくださる方を増やしていけるのも、実はそういう素材だからです。

どこの街の映画館でも、作品によっては数えるぐらいしかお客さんが入っていないことも少なくありませんね。これはと思う作品を提案して、ひとに来てもらい、維持していくのは大変だと思います。会員制をとるのは大前提でしょうが、いくら面白い企画をしたくても欲しい作品がまわってこないという問題もあるでしょう。

わたしたちも、2008年以降、社会にインパクトを与えるすばらしい作品を探してたくさんのひとに観ていただきたい、観たあと感想交流のひとつも出来たらいいなあ…という思いを持って運営しているけれど、力を持った作品がいつでも上映できるわけではありません。

2011年6月 6日 (月)

あっという間の一週間…

大雨の上映会が終わっていつのまにか一週間が過ぎています。

情宣の方法をいろいろ検討して「さるくびとシネマ」名でFacebookを開始したり…

疲れて一日二日休んだり…いろいろ残務整理をしたり。

そして、今は二回目の上映会について計画を詰めているところです。まだ詳細はお知らせできないのですが、もうしばらくお待ち下さいね。

2011年5月30日 (月)

チケット販売について

今回はチケットを作りませんでした。でも、今後は作っていきたいと思っています。チケット販売の方法も開拓したいと思います。たとえば、ネットショップなどもアリかなと。行政がネットショップのサイトを開拓する動きがあるようなので、明日はその説明会に参加してみるつもり。たぶんモノを売るためのネットショップなのですが、わたしはチケットのようなものの販売にも使えるのではないかと考えているのです。

2011年5月26日 (木)

上映委員会からも

29日の「さるくびとシネマ」、「女と孤児と虎」日本上映委員会からもお越し頂けるようです。この映画を日本で上映するために尽力下さっている方に来て頂けるって、嬉しいですね!いろいろ聞きたいことのある方、ぜひいらしてください!

2011年2月22日 (火)

本日、読売新聞(京都版)に報告が載りました

「グローバリゼーションとひとの移動映画祭」が終わって10日が経とうとしています。
当日はたくさんの人が鑑賞してくださり、ありがとうございました。

映画祭のときは、とても寒い日が続き、雪もちらついたのですが、それから1週間後には春を思わせる、というよりはもうすっかり春じゃない?っていう陽気になっています。これからまた寒さが戻ったりすると、ちょっとついていけないですねえ。穏やかな日が続きますように。

さて、10日のうちに、「グローバリゼーションとひとの移動」を象徴したような反政府デモが中東を中心に起こっています。

エジプトでは、映画祭を準備中にデモが起こり、映画祭が始まる11日にムバラク氏が辞任しました。その後、バーレーンやイエメンやリビアあたりに反政府デモが飛び火しています。
リビアあたりでは、13日に聞いたビルマの様子をそのままリビアに持っていったような事態になりつつあります。住民がエジプト側に避難しているというニュースや、空爆を命じられた空軍兵士が進路を変更し、周辺国に亡命したというニュースが飛び込んできたりしています。

まさに、権力を維持するためのグローバリゼーションが生み出した世界の帰結を、権力側がどう対応していくかが迫られています。

さて、スタッフはこれらの情勢を耳にしながら、片付けと今後のことをどうしようかと考えています。十分な結論は出ていませんけど。来年再来年あたりに、この時期に起こったことがドキュメンタリーなどにまとめられているかもしれません。
日本でも日本人の難民はいなくても、難民状態に陥る可能性を秘めた人たちが生み出されています。そういったことにも焦点をあてていかなければと思ったりもしています。

私たちの中にはたくさんの反省点があるのですが、今日、読売新聞で映画祭の報告のような記事が掲載されましたので、紹介します。
今後のことをまた少しずつ考えてみようと思います。

読売新聞2011年2月22日付

「難民映画」監督ら対談
   下京 対話で平和実現訴え

 課題を抱える世界の現状を映画を通じて考える「グローバリゼーションとひとの移動映画祭~経済のグローバル化と人権を考える~」(実行委主催)がこのほど、京都市内の各地で開かれた。タイのHIV感染者やイラクやミャンマー(ビルマ)の難民問題などを扱った9作品が上映され、参加者らは世界で繰り広げられている紛争や貧困などについて思いをはせた。
 市場原理が優先される社会環境の中、「移動」を余儀なくされている人々に焦点を当てた企画。今日11~13日、同市内で初めて開催された。
 直井里予監督と、ミャンマー難民で、今は日本に住んでいるココラット監督は、ともにタイの難民キャンプで暮らすミャンマーのカレン族を題材にした作品があり、キャンパスプラザ京都(下京区)では、両監督の作品上映のあと、両監督に加え、フォトジャーナリストの宇田有三さん、難民支援を続ける「日本ビルマ救援センター」の中尾恵子さんが対談した。
 直井さんは「『武器を持つのは自分たちを守るため』と言っている間は憎しみの連鎖は終わらない」と主張。ココラットさんは新たな作品制作に取り組んでいることに言及し、「平和を大事にしたければ武器と暴力を捨て、対話をすることが必要だ」と訴えた。

【写真】対談する直井監督(中央左)とココラット監督(同右)(下京区のキャンパスプラザ京都で)

2011年2月14日 (月)

13日映画祭の様子

13日、最終日は「難民とはだれか。そして、そこから変わる世界の未来」と題して、4本の映画と4人のビルマと縁の深い方々のトークショーがありました。

この日、会場をJR京都駅前のキャンパスプラザ京都に移しました。
機材も物販も何もかもの移動です。まさに「移動映画祭」です!

そのためか当日スタッフも多く集まり、皆さんのおかげでスタートできました。

上映された映画はイギリス人監督の映画、イラク人撮影のテレビ番組映像、日本人監督の映画、在日ビルマ人監督の映画と多彩で、イラク以外はほとんどがビルマ関連になりましたが、監督が違えば、視点も視野も違います。
その辺がとても興味深かったように思います。

内容も、ビルマ難民の第三国定住、国内避難民、難民キャンプの子どもたちの日々や教育と未来についてとこれもひとからげにできないものばかりでした。

最後のトークショーは、映画を補完するものであったと思うと同時に、難民状態になる事情や現状、(主に子どもたちの)未来について、監督さんたち、写真家さんたち、支援者の立場から、そして日本に住む私たちが何をするべきか、していくべきかを考えさせられるトークだったと思います。

みんな日本から遠い国ですけど、そこから支援する人たちがいます。
現状をきちんと捉え、私たちの元に届けようとする人たちがいます。
「自分と関係ない」「日本に住んでいるし」って言いそうになりますが、直接でなくても間接的にその国の人たちを苦しめる政権を応援していることになります。
映画を見た、話を聞いた、だけで収めないよう、私ができることをもっと考えなきゃと思う一日でした。

※ 「12日の様子」がお届けできていません。
これはひとえにブログスタッフが急用で活動できなかったからです。申し訳ないです~~despair

ほかのスタッフから情報を得たらお届けできるかもしれません。

110213_01 トークショー、会場の様子

110213_02 ビルマのことを伝えたい 右からココラット監督、直井里予監督、司会役の中尾恵子さん(日本ビルマ救援センター)

2011年2月11日 (金)

2月11日の写真展、映画祭初日

今日は雪snowがちらつく中、たくさんの方がお見えになり、ありがとうございました!

ひと・まち交流館京都1Fの写真展は11日でひとまず終わりますが、宇田有三さん、渋谷敦志さん、安田菜津紀さんのご活躍はこれからも続きます。
どこかで写真集などをご覧になったり、WEBで情報を見られたりしたら、引き続きお三方の活躍を応援してください。

今日は宇田有三さんがギャラリートークと、映画祭初日のトークセッションに飛び入り参加していただきました。
詳細はまた追って報告できるようにします。そうそう、ブログスタッフが聞いたことを忘れないうちに…happy01

…ちょっとだけ言いますと…

メディアが伝えないタイやビルマの状況が少しわかったかな。
私たちが毎日の生活の中で、どういうことで関わっているか、何をすれば軍事政権を応援したことになるのか、写真を撮る、映画を撮るってどういうことなのか…。

このようなお話は12日、13日にも続きます。
映画を撮る人が違えば、同じ道具を使っても目線・視点が違います。
どうぞ、このあと12日、13日にもぜひお越しください。

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 ●2月12日(土)ひと・まち交流館 第5会議室(3階)

 ==韓国・オキナワ・日本―ひとの移動とグローバル化する世界==
          
 【上映作品】
  12-A1『わたしとフクロウ』
     (パク・キョンテ監督、韓国/2004/85分/韓国語/日本語字幕/提供:連連影展FAV)

  12-A2『ある沖縄女性の物語』
         (松本真紀子監督、アメリカ/2001/35分/日本語字幕/連連影展FAV)

  12-B 『ブラジルから来たおじいちゃん』
     (栗原奈名子監督、日本/2008/日本語・ポルトガル語/59分/日本語・ポルトガル語字幕)
         
  【午後の部・14時開場】14:00 開場
             14:30~16:00『わたしとフクロウ』
             16:15~17:00『ある沖縄女性の物語』
         
  【夜の部・18時開場】18:00 開場
            18:30~19:30『ブラジルから来たおじいちゃん』
            19:40~20:40 栗原奈名子監督×トークセッション

  【参加費】(各部)1,000円(夜の部はトーク込み)

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 ●2月13日(日)キャンパスプラザ京都・第4講義室(4階)

 ==『難民』とは誰か? そして、そこから見える世界の未来==
        
 2010年10月の第5回難民映画祭(首都圏)から関西初上映!
        
 【上映作品】
  13-A 『遥かなる火星への旅』    ★関西プレミア上映★
     (マット・ホワイトクロス監督、イギリス/2009/84分/英語・ビルマ語・カレン語/日本語・英語字幕)

  13-B『ジャーリード地区の人々~イラク国内難民は訴える』
          (番組映像/2008/30分/日本語ナレーション/イラクサナテレビ)

  13-C『OUR LIFE~僕らの難民キャンプの日々~』    ★関西プレミア上映★
     (直井里予監督/日本/2010/85分/日本語字幕/提供:アジアプレス)

    13-D『PURE(ピュア)~難民キャンプの子どもたち』
     (ココラット監督/日本・ビルマ/2010/45分/日本語字幕)

 【13時30分開場】 14:00~15:30  13-A『遥かなる火星への旅』
            15:45~16:45  13-B『ジャーリード地区の人々』
                =解説・佐藤和利さん(イラク平和テレビ)

            17:00~18:30  13-C『OUR LIFE』
            18:45~19:30  13-D『PURE』

            19:40~20:50  13-S トーク(対談、Q&A)
               ココラット監督+直井里予監督+宇田有三
                (司会:中尾恵子 日本ビルマ救援センター)

 【参加費】
 【映画+トーク通し券】(13-X)2500円、
 
 【単回ずつの入場券】 13-A『遥かなる火星への旅』1,000円
                       13-B『ジャーリード』500円
                       13-C『OUR LIFE』1300円
                       13-D『ピュア』500円
                       13-S『トークのみ』500円。


最後に今日の様子をちらっと…

110211_01  ギャラリートークでビルマのミニ歴史と現状を知る

110211_02  もうすぐ閉めますよという時間になってもちらりほらり熱心に

110211_03  直井里予監督とのトークセッション

2011年2月10日 (木)

11日 写真展は最終日、映画祭は初日!

先週は暖かだったけど、今週に入ってまた急に冷え込んできましたね。

天気予報ではこの週末&連休、京都南部は雪のマークが……。

まだまだ冬は続くってこと! なんだなあと改めて思ったりして。

さてさて、明日11日は祝日です。

そしてプレ企画写真展の最終日でもあり、上映会の初日でもあります!

写真展は昼前にビルマを取材地にしている宇田有三さんのギャラリートークがあります!

「「ビルマの今」のことはもちろん、取材者として現場に立つ意味、或いは現場に立っただけの証拠写真ではない写真を撮ること」(宇田有三さんからコメント)

うみゅ。なんだか深ーいぃお話が聞けるかも!

そして、上映会は「直井里予の世界」

タイのHIV感染者の夫婦と彼らをとりまく周辺の映画を2本、そして直井里予さんと宇田有三さんのトークセッションも企画しています。

ぜひ、見に来てくださいね。

この映画祭のスタッフのほとんどは、こういったイベントに初めて取り組む人たちです。スタッフにも声をかけてやってくださいね!

明日11日の日程はこちらをどうぞ
 http://amenic2011.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/11-5b8d.html

2011年1月31日 (月)

プレ企画・写真展が始まりました! 初日の様子から

映画祭のプレ企画、写真展が30日から始まりました。
2月11日(金・祝)まで毎日開催していますので、ぜひお越しください。
ひと・まち交流館京都 1F展示室

会場では映画祭の情報、チケットなどを取り扱っていますので、お気軽に声をかけてくださいね。この写真展が、映画祭への関心を深められますように願っています。

また、会場は入場無料ですが、映画祭運営のための資金カンパにご協力くださいますよう、お願いします。

110130_01
ひと・まち交流館京都 玄関の初日の看板


さて、初日の30日ですが、朝からHIV関連のフォトジャーナリストである安田菜津紀さんが駆けつけてくださり、1日詰めてくださいました。

午後3時には予定通りギャラリートークが始まり、安田さんのお知り合いでもある同志社大学の学生の竹村彩花さんがファシリテーターを務めてくださいました。
竹村さんは安田さんと京都でお知り合いになり、その後カンボジアの障がい者NGO団体で1年間務められているときに、何度も会われたそうです。
若いお二人ですが、お互いに刺激し合って活動をされている様子が伺えました。

安田さんは、カンボジアのHIVエイズ村のことも紹介され、展示されている写真の中の父子のことを詳しくお話されました。
そして、小学生くらいに見えていたやんちゃな男の子が実は13歳であること、それは母子感染であったこと、そういうバックグランドを知るのには、お互いの信頼関係を築くのに長くかかることなどのお話をされました。

また、エイズ患者の出会いで自分のできることは何かと悩み、「役割分担」(=現地のひとは日本のみんなにこのことを伝えられないから、伝えられる人が伝えるという支援)ということを現地の人から教えられたことや、その手段として写真を選んだ理由などを語られました。

HIV患者の悲惨な状況がなぜ起こるのかの背景や、国が患者たちにどう向き合っているのかの問題点もお話をされました。

ゆるゆるとしたお話でしたが、若い方が使命感を感じ行動してくださっていることに敬意を表したいと思います。
これからいろいろな苦難があるかと思いますが、自分の道を見失わないように頑張っていただき、また私たちもトークを聞いた縁で応援できたらと思いました。

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「カンボジアのHIV」と「フォトジャーナリストへの道」について語る安田菜津紀さん

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ファシリテーターの竹村彩花さん

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ギャラリートーク会場の様子

2011年1月30日 (日)

30日からプレ写真展です!

明日30日から「グローバリゼーションとひとの移動映画祭」のプレ企画、写真展が始まります。

ということで、今日29日はスタッフ数人で一部の飾り付け等をしました。
スタッフが集まるのは午後遅くなってからですが、早めに来た者で、展示用写真を点検し、どこにどう配置するかを考え、パーティションの配置も再考しました。

展示室担当の職員の方がパーティションを動かす間にいろいろと準備。

パーティションの配置準備が終わって、ようやく写真パネルや資料を貼りました。
まだ一部の展示物しか来ていませんので、この作業は「明日に続く~~」です。

移動せざるを得ない状況に置かれた人々の様子がよくわかる写真ばかりです。

プレ写真展
期間:1月30日(日)~2月11日(金・祝) 10時~20時(日・祝日は~17時まで)
会場:ひと・まち交流館京都 1階展示室
  アクセス:http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
  展示室概要:http://www.hitomachi-kyoto.jp/floor_01_sakuhin.html

初日のあす30日午後3時より、安田菜津紀さんのギャラリートークがあります。
まだ若い写真家ですが、世界を駆け巡られておられます。
ぜひ、いろいろなお話を聞きましょう。

日時:1月30日(日) 午後3時~4時
会場:ひと・まち交流館京都 1階展示室

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垂れ幕の準備中

110129_02
できた垂れ幕の一部
ひと・まち交流館京都に来たら、この垂れ幕に注目!?

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